「家庭教師の受講料」について
ご無沙汰しております。
今回は「家庭教師の受講料」について書きたいと思います。
巷では、家庭教師は高いと言われていますが、果たして、家庭教師の受講料は高いのでしょうか?
例えば、時給8千円のプロ家庭教師がいたとして、彼は往復2時間かけて2時間講義したとします。
通常、家庭教師を受任した後、生徒さんが受験生であれば、入試日から逆算したスケジュール表を作成し、月次単位及び週単位のシラバスを作成します。生徒さんそれぞれに応じたスケジュール及びシラバスの作成、並びに、参考書等の選定には通常2、3日はかかります。
また、1度だけスケジュール及びシラバスを作成すれば終わりという訳にはいかず、生徒さんの学習進捗状況応じて適宜更新していかなければなりません。
さらに、シラバスに応じて、次回講義までの予習、テストの作成、ご家庭との連絡、及び、諸雑費の精算等にも、かなりの時間を充てなければなりません。
以上から、受講料を時給換算すると決して高額ではないこと(むしろ安いかもしれません)がお解り頂けるものと思います。
一時間当たりの単価(コマ単価)から、「家庭教師の受講料は高い」というのは、「大リーグNYヤンキースのマー君は、1球当たり数千万」と言うマスコミ同様、ナンセンスです。言うまでもなく、マー君はグランド外でも、日夜トレーニングや自己管理に努めているのですから・・・。
安い家庭教師や個別指導塾は、個人指導に必須なサービスを巧妙にカットすることで、低価格を実現しているに過ぎません。サービスをカットすれば、当然顧客満足度(家庭教師の場合、生徒さんの成績アップ)は低くなります。
一般に、サービスの質は金額にほぼ比例します。この点、電化製品の購入同様、「少しでも安いところに」すると、「安物買いの銭失い」になりかねませんので、ご注意を!
それではまた。