家庭教師に頼りすぎないようにしてください

ご父兄・生徒さんの中には、「家庭教師に任せておけば、大丈夫!」と思っている方が多くいらっしゃいます。

その理由は、大体以下の理由によります。
①生徒の判らない箇所を講義する⇒判らない箇所は無くなる
②塾・予備校に比べて受講料が高額⇒それだけ成果があるはず(なければ困る)
③少なくとも家庭教師との勉強時間は、しっかり勉強している⇒勉強時間は確保されている


 しかしながら、断言しますが、「どんなに優秀な家庭教師をつけたところで、成績アップするとは限りません」。
諺にあるように「馬を川に連れて行くことはできても、水を飲ますことは出来ない」、つまり、本人にやる気がないと成績は上がりません。


 皆さんは、パソコン教室に通った経験があるでしょうか?
インストラクターの方は、パソコンの電源の入れ方から、基本ソフトの立ち上げ方、最後にはシャットダウンの仕方まで懇切丁寧に説明してくれます。
たいていの人は、こうしたパソコン講習を半日でも受けると、自分はパソコンを「ほとんどできる」と思って、満足して講習を終えます。
しかしながら、3日後、パソコンをひとりで使ってみようと思うと、ほとんど操作できない自分に愕然とすることは、よくあることです。

 何を言いたいのかというと、講義中は教師の巧みな説明によって、「理解した、または理解した気になっていた」が、いざ自分ひとりでやってみると「全く理解していない、問題が解けない」、ということはよくあることです。


 試験場で問題と格闘するのは、あなた自身で、横には家庭教師がいません。
残念ながら、試験で点数をとらない限り成績がアップしたことにはなりません。


 それでは、どうすればいいか?
講義中、家庭教師と解いた問題を「もう一度、ひとりで納得いくまで解く」以外はありません(復習)。
それとともに、家庭教師はあなたの弱点補強のために、毎回宿題を出すでしょうから、「宿題はどんなことがあっても解いて(復習)、次回の講義に臨む」ようにしてください。
つまり、復習を重視することです。

「えー、家庭教師と勉強する以外にも、勉強するのですか?」という声もあると思いますが、本来勉強はひとりでするものです。
家庭教師は、自転車に例えると「補助輪」のようなものです。
いつまでも家庭教師に頼っていては、成績アップなど望めません。

家庭教師も、講義時間の倍は講義の準備に充てています(予習)
【だから、受講料が高いのです!】。
受験する本人が、受験しない家庭教師より勉強時間が少ないのは「おかしい」と思いませんか?


上記を実践すれば、必ず成績はアップします。
3ヶ月上記の方法を遵守して、それでも成績が上がらなかったら、躊躇なく家庭教師を替えましょう。